証明書類の収集は、いつ終わりますか?
証明書類の収集には、手続き開始Webフォームの回答後2〜3ヶ月程度かかります。
相続手続きでは、証明書類の収集には2〜3ヶ月程度のお時間をいただいております。全国の役所に対して、ご家族関係や財産情報を示す書類を請求するためです。
このページでは「どうして、そんなに時間がかかるの?」「もっと早く進められないか」と感じられたお客様のために、時間がかかる理由をご説明します。
どんな証明書類を取得するの?
多くのケースで、お客様のご依頼に基づき収集する証明書類は下記のものとなります。
故人様の身元とご家族を確認するための証明書
- 出生から死亡までの連続した戸籍謄本
- 住民票の除票(または戸籍の附票)
相続人を確認するための証明書
- 最新の戸籍抄本
- 住民票(または戸籍の附票)
財産に関連する書類
- 不動産の全部事項証明書
- 固定資産税評価証明書(または名寄帳)
- 残高証明書
理由1: 証明書類の郵送請求には、役所の作業を5営業日ほど待つ必要があるため
そうぞくドットコムでは、全国のお客様の手続きを進行するため、すべての証明書類を郵送で請求します。お客様ご自身が窓口で請求をすれば数分で発行される書類ですが、郵送での請求時は役所の作業に5営業日ほどかかります。
これに郵送にかかる時間を含めると、1枚の証明書類を取るために10日前後かかるケースが多いです。
理由2: 証明書類は、順番に請求する必要があるため
そうぞくドットコムで収集する証明書類は、すべて貴重な個人情報です。相続手続きに必要な証明書類を取得するためには、証明書類を請求する方が正当な権利を持っていることを証明する必要があります。
たとえば、お父様の戸籍謄本を請求するためには、まず委任状を記入した方の戸籍謄本を請求し、お父様と血縁関係にあることを証明しなればなりません。このように、必要な証明書類を取得するために、また別の証明書類を請求する必要があり、これを何度も繰り返して、最終的にすべての証明書類を収集します。

相続手続きでは、このように手続きに必要な証明書類を順番に請求する必要があります。こういった背景から、証明書類の収集には長い時間がかかります。
そして、その中でも特に時間がかかるのが、故人様の出生から死亡までの戸籍謄本の収集です。
戸籍謄本は、本籍地がある役所へ請求する必要があり、さらには1つ前の本籍地しか記載されていません。よって、故人様の戸籍謄本をすべて収集するには、まずお亡くなりになった際の本籍地へ戸籍謄本を請求し、その戸籍に記載の一つ前の本籍地の役所へ戸籍を請求することになります。その戸籍が届いたらさらにもう一つ前の本籍地を見つけ、最終的に出生地を見つけます。
このように、故人様の戸籍謄本を取得するには、必ず複数の役所へ請求することになります。

ご兄弟様やお孫様が相続人となる複雑なケースでは、より時間がかかる場合があります。被相続人様以外の方についても、出生から死亡までの連続した戸籍を収集する必要があるためです。
およそ2〜3ヶ月程度かかります
以上のような理由から、証明書類の収集完了までには2〜3ヶ月程度のお時間がかかります。もちろん手続きが少しでも早く終わることを目指し、最善は尽くしてまいりますが、いま一度ご理解とご協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
なお、必要書類の収集状況は、マイページにていつでもご確認いただけます。ぜひそちらもご確認ください。